災害支援TEAMのらぼら

災害支援TEAMのらぼら の活動記録です。阪神淡路大震災、東日本大震災からボランティア活動を始めた個人が集まり、近年多発している各地の災害現場でボランティア活動を行なっています。大型免許、重機免許や建設系就業経験を活かした活動、数多くの水害現場での活動から得た経験・知識を元にした活動を主に行っています。

2019/06/08 福岡県朝倉市黒川

九州北部豪雨で大きな被害を受けた、福岡県朝倉市黒川。

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以前、ここでお手伝いさせていただいた御宅の方から、家を新築したので見に来て!とお誘いを受け行ってきました。

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奥様、娘さん、お孫さん、そしてもうすぐ産まれてくる予定だった2人目のお孫さん。4人の身内を亡くした依頼主さん。

お母様とお姉様と3人で暮らしていくため、また、亡くなった4人をしっかりと弔える場所が必要だったため、大きな負担にはなるけど新しいお家を建てたんだ、とお話しされていました。

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活動時に皆んなで探した、思い出の焼酎も飾ってありました。

 

私達は、被災した方が少しでも次の事を考えられる時間や気持ちの余裕ができるよう、被災したお家を片付け、思い出の品を探し、会話します。

黒川のこのご主人も当初はあまり現場にも現れず、お話しもしてくれなかったのが、表情も随分明るく、たくさんお話ししてくださるようになりました。

ただ、最愛の家族を亡くした悲しみは癒えるものではありません。

これからの暮らしが平穏に続く事を祈るばかりです。